AGAとは

正式な名称は「Androgenetic Alopecia」で、これを略称した呼び名がAGAです。思春期を過ぎたころから発症が始まるとされており進行していきます。ちなみに成人男性の3~4人に1人の割合でAGAに悩んでいると言われています。

発症のメカニズムですが、髪の毛は抜けては生えるといったヘアサイクルを繰り返しています。具体的には、成長期、退行期、休止期を繰り返します。AGAを発症すると、このヘアサイクルの成長期が短くなっていきます。そうすると太くて長い髪の毛に成長することが難しくなり、細くて短い毛に置き換わっていきます。これを軟毛化と言います。さらにこの状態が続くと最終的には髪そのものが失われるようになります。

このヘアサイクルの成長期が短くなる原因として、男性ホルモン(テストステロン)の関与が知られています。男性の場合は前頭部や頭頂部の脱毛が多いです。
女性の体内でもテストステロンは分泌されていますので、発症することがあります。これを女性型脱毛症(FAGA)と言います。男性とは違って頭頂部が広範囲に渡ってボリュームが少ない状態になることが多いです。

このような髪のお悩みはご相談ください

  • 家族に薄毛が多いため、将来に不安を感じている
  • 抜け毛が多くなった気がする
  • 髪の毛の生え際が後退してきている
  • 頭頂部の髪の毛が薄くなっている
  • 産毛みたいな細い髪の毛が増えてきた など

AGAの治療

薬物療法が主体となります。頭皮を清潔に保つこと、頭皮マッサージなどで血流を促進することなど組み合わせていきます。

副作用について

AGA治療薬(プロペシア、サガーロ)を服用することによる副作用としては、勃起不全、性欲減退、肝機能障害、精液の量の減少などの報告があります。これらの症状がみられる、あるいは体に何らかの異変を感じたという場合は、お早めに医師へご相談ください。